画像診断レクチャー
内視鏡診断(拡大観察・NBIを中心に)―Barrett食道癌の内視鏡診断
藤崎 順子
1
1がん研有明病院内視鏡診療部
pp.2039-2046
発行日 2011年12月25日
Published Date 2011/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102755
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はじめに
最近,本邦ではSSBE(short segment Barrett's esophagus)に発生したBarrett食道癌の報告が増加しており,内視鏡治療が施行されている症例も報告されている1)2).また,Barrett食道癌における拡大内視鏡診断の有用性に関する報告もみられる1)~6).
今回,筆者らは2010年6月の画像診断レクチャーで発表した内容,すなわち2005~2009年までに経験し,ESD(endoscopic submucosal dissection)手術を施行した表在型Barrett食道癌12例を対象に,その内視鏡像の特徴,拡大内視鏡所見について述べる. なお,Barrett食道癌の定義は「食道癌取扱い規約」7)に沿って行った.
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