胃と腸 図譜
連載の序
芳野 純治
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科
pp.95
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102111
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「胃と腸」誌は画像診断学に重心を置いている.すなわち,疾患を見つけ,その疾患を集め,そして解析することにより体系的な診断学を創り上げようとしている.この作業において,特に画像は病変の成り立ちを知るうえで重要な役割を果たしている.一方,最近ではいろいろな画像検査が行われ,その有用性が評価されるようになっている.すなわち,従来のX線造影像,通常の内視鏡像に加え,内視鏡検査の領域では超音波内視鏡像,拡大内視鏡像,NBIなどの画像強調像,放射線検査の領域でもCT,MRI,PETなどが行われている.病理診断においても同様で,マクロ像,HE染色像に加え,免疫染色像が診断に不可欠になってきている.
本誌では新しい企画として,「胃と腸図譜」を連載することにした.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.