「胃と腸」と私
「胃と腸」と私
西澤 護
1
1元東京都がん検診センター所長
pp.1533-1534
発行日 2008年9月25日
Published Date 2008/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101477
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1963年ごろ,後に大家と言われるようになった40代半ばの胃の研究者10人ほどが,エーザイ本社の一室で活発な勉強会をやっていた.私は同伴でただ聞きに行ったことがあるだけだが,それが後の早期胃癌研究会のはしりである.
その勉強会で,自分たちの研究成果を発表する雑誌が欲しいということから「胃と腸」の発刊につながったと聞いている.それ以前にも消化器病の雑誌はあったが,どういう訳か長続きせず中途で廃刊になってしまった.そんなこともあってか,はじめは胃と腸だけを扱かう雑誌で売れるかどうか危惧されていたようだ.そのようなことから早期胃癌研究会と結びつけて発足したらしい.
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