グラフ 検査・診断のためのCurrent Technology—原理と臨床的意義・3
フローサイトメトリー
中原 一彦
1
1杏林大学医学部臨床病理
pp.579-582
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910212
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現代医学は数々のすばらしい機械を作り上げてきたが,本稿で述べるフローサイトメトリー(FCM)も現代先端技術の粋を集めて作製されたものである.FCMは従来は蛍光顕微鏡を使って読んでいた蛍光陽性細胞の比率を,自動的に算定できるようにした機器である.しかも非常に高速で,かつ客観的なデータが得られる点で,まさに夢の機械といってよい.その開発以後,急速に世界中に普及し,現在では,蛍光抗体法の検索にはなくてはならぬものとなっている.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.