増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
腫瘍マーカー
消化器系
BFP(塩基性フェトプロテイン)
石井 勝
1
,
清野 祐子
2
1埼玉県立がんセンター消化器科
2埼玉県立がんセンター臨床検査部
pp.474-475
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909905
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検査の目的・意義
BFP(basic fetoprotein,塩基性フェトプロテイン)は,石井1)がヒト胎児に見いだした分子量55,000,等電点8.5〜9.2の塩基性のがん関連胎児蛋白である.血清BFPは,消化器癌,泌尿生殖器癌の腫瘍マーカーとして役立つ2).他方,尿BFPが膀胱癌などの尿路上皮癌の優れた腫瘍マーカーとして役立つことが最近判明した3).
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