増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液生化学検査
炎症マーカー
CRP(C反応性蛋白)
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.30-31
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909742
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検査の目的・意義
CRP(C-reactive protein)は,急性相反応物質(acute-phase reactants),あるいは急性期蛋白(acute-phase proteins)と呼ばれる物質の一種である.
感染症,手術,外傷,組織の炎症と壊死,免疫複合体の沈着,組織への自己抗体などにより,急性期蛋白が肝臓にて合成される.CRPは他の急性期蛋白に比較して,正常値の1,000倍にも増加するので,指標としやすい.
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