カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・25
Vinebergの手術
堀江 俊伸
1
1東京女子医科大学・循環器内科
pp.522-524
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909630
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●Vinebergの手術を施行した例
症例 71歳,男
現病歴 55歳の頃から駅の階段歩行時や平地歩行でもスピードを速めると胸部圧迫感があった.当院外来を受診し,労作性狭心症の診断を受け,精査のため入院をすすめられた.
冠動脈造影では前下行技と右冠動脈に75%狭窄を認めたため,昭和40年10月,内胸動脈を左室前壁心筋内に植え込むVinebergの手術を受けた.術後狭心症は軽快し,再び外来通院加療を受けていた.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.