今月の主題 最新の肺癌診療
〈Editorial〉肺癌診療の動向
渡辺 古志郎
1
1横浜市立市民病院・呼吸器内科
pp.386-387
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909601
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わが国の肺癌患者の5年生存率は10〜15%といわれており,他臓器の癌に比べきわめて予後が悪く,まさに難治癌といえる.しかも人口の高齢化もあいまって,肺癌の罹患率,死亡率は上昇の一途をたどっている.これでは肺癌の診断,治療において十分に成果があげられているとはいえない.
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