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特集 小児脳腫瘍に向き合う—診断・治療から長期フォローアップまで
Editorial
Editorial
五味 玲
1,2
1自治医科大学
20歳からの頭のかたちクリニック
pp.1041
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126030530061041
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小児の脳腫瘍が多彩で成人とかなり様相が異なることは古くから実感としてもっていましたが,遺伝子学的な検討が進んだこともあり,その特徴も徐々にわかってきて,WHO脳腫瘍分類第5版でもかなり踏み込んだ解釈がなされるようになりました.しかし,まだまだ分類不能で治療選択に難渋する症例を経験することは珍しくありません.さまざまな新しい診断法,治療法も開発されてきており,さらに長期生存例が増えその対応も重要になってきています.そこで本特集では,小児脳腫瘍にどうやって向き合っていくか,あらゆる視点から考えていく企画を立案しました.
第1章は「小児脳腫瘍の基礎と診断」としました.進歩が著しいこの分野における,WHO脳腫瘍分類第5版以降の進展や今後の方向性,脳腫瘍の基礎的背景を含めた分子診断の最新情報,最新の画像診断技術などの知識を解説していただきました.

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