今月の主題 腹部エコーToday
症状に応じた腹部エコーの活用法
上腹部痛
靜間 徹
1
,
唐澤 英偉
1
,
林 直諒
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.1596-1599
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909403
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●上腹部痛をきたす疾患・病態の診断において,非侵襲的かつ簡便に施行できる超音波検査の有用性は高い.
●上腹部痛に黄疸を伴う場合には,胆管の閉塞機転の有無を確認する.
●上腹部痛の超音波診断では,腹部臓器のみならず,腹水やfree airの有無も重要である.
●腹部超音波検査では,肝ドーム下,下部胆管,膵尾部などの描出が困難な症例がみられる.
●病変の描出が困難な場合には,CT検査を併用することが望ましい.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.