今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
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CABGの最近の話題—低侵襲冠動脈バイパス術(MIDCAB)とレーザー心筋内血管新生術(TMR)
磯村 正
1
,
須磨 久善
1
1湘南鎌倉総合病院心臓血管外科
pp.731-733
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909329
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ポイント
●胸骨正中切開を行わず,人工心肺を用いないでCABGを行う低侵襲冠動脈バイパス術(MIDCAB)では,主にLITA-LADのバイパスを左第4肋間開胸により行う.
●PTCA, CABGの不可能な冠動脈病変に対し,心拍動下に炭酸ガスレーザーを用いるレーザー心筋内血管新生術(TMR)では,心拍動下にレーザーにより左室腔まで心筋内にチャネルを形成し,心室の血液を心筋に導くことにより,心筋虚血の改善が期待できる.
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