増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
循環器薬
カルシウム拮抗薬(アダラートL,ペルジピンLA,ノルバスク,コニール,ヘルベッサー)
羽野 卓三
1
,
西尾 一郎
1
1和歌山県立医科大学循環器内科
pp.30-32
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908936
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カルシウム拮抗薬は,現在使用中の降圧薬のなかでは最も使用頻度が高く,多くのものがジヒドロピリジン系に属する.本稿では主な薬剤の副作用と相互作用について述べる.ジヒドロピリジン系の薬剤の副作用で頻度の高いものは,降圧に伴う交感神経の緊張によるものであり,相互作用の多くは肝でのP450酵素の阻害によるものである1,2).
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