今月の主題 循環器薬の使い方 1997
循環器薬はどの病態の予後を改善するか
カルシウム拮抗薬
石川 欽司
1
,
竹中 俊彦
1
,
金政 健
1
1近畿大学医学部第1内科
pp.1460-1462
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904619
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ポイント
●Short actingのものから,long acting,第三世代のものなど多種あり,それぞれ特徴があり,効果は同一ではない.
●臓器組織の血管拡張作用に基づく降圧効果や抗狭心症作用など,短期効果は切れ味がよい.
●Short actingでは長期予後効果が意外にも証明できないものが多い
●Long actingあるいは第三世代のカルシウム拮抗薬に長期予後改善効果があるのか,これを明らかにすることが目下の重要課題である.
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