今月の主題 内分泌疾患の拾い上げとマネジメント
内分泌疾患のマネジメント—専門医のマネジメントが望ましい疾患
二次性高血圧症—原発性アルドステロン症
西川 哲男
1
,
齋藤 淳
1
1横浜労災病院内科
pp.1334-1337
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908819
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ポイント
高血圧症に潜む二次性高血圧症で最も頻度の高いのが原発性アルドステロン症である.
臨床症状は特になく,高血圧を示すのみでも本疾患が原因の高血圧症があることを決して忘れない.当然であるが,低カリウム血症を示せば本疾患を鑑別する必要がある.
副腎腫瘍・過形成によるアルドステロン過剰症であり,塩分貯留型高血圧症である.通常のCT画像で副腎病変が明らかでない副腎の微小病巣により生じるアルドステロン過剰症も考慮する必要がある.
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