今月の主題 内分泌疾患を診るこつ
よく出遭う内分泌疾患
【副腎疾患】
原発性アルドステロン症
大村 昌夫
1
,
西川 哲男
2
1横浜労災病院総合診療部
2横浜労災病院内分泌代謝内科
pp.912-916
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103935
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ポイント
●原発性アルドステロン症(PA)は高血圧の10~20例中1例の原因となる,疾患特異的な症状がなく,臓器障害の多い二次性高血圧である.
●PAはアルドステロンとレニン活性の同時測定でスクリーニングする.
●手術による治療を希望するPA患者では,副腎静脈採血を行いアルドステロンの過剰分泌の原因となっている副腎を確定することが必須である.
●片側副腎からのアルドステロン過剰分泌が原因のPAは手術で治癒が可能である.
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