今月の主題 わかりやすい不整脈診療
上室性不整脈の治療
慢性心房細動
新 博次
1
1日本医科大学附属多摩永山病院内科
pp.1166-1167
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908780
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
慢性心房細動とは,心房細動が安定し1ヵ月以上持続するものである.
心室レートコントロールはβ遮断薬の効果が優れ,心不全例ではジゴキシンが第1選択である.
抗凝固療法はリスクがある場合,積極的にワルファリン(PT-INRで2.0)を使用する.
抗凝固療法施行後,心不全,心内血栓がなければ電気的除細動を行ってもよい.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.