今月の主題 動脈硬化と高脂血症
高脂血症と細胞機能
血栓,線溶,血小板と高脂血症
丸山 征郎
1
1鹿児島大学医学部臨床検査医学
pp.573-575
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908643
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
血管内皮細胞は抗血栓活性を有しているが,酸化変性LDLや糖化蛋白で傷害される.
血管内皮細胞の傷害は血小板の活性化を引き起こし,これによって血小板からPDGFが遊離してきて,動脈硬化が起こる.
粥腫の中のマクロファージは血栓性,血管新生性,炎症性など多彩なベクトルを発現して,粥腫破綻のカギを握る.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.