演習 心電図の読み方・17
薬剤による影響
大久保 豊幸
1
,
山科 章
1
1東京医科大学内科学第2講座
pp.529-534
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908635
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Case
症例1:83歳女性.
主訴:意識消失.
経過:著明な洞性徐脈の精査目的に入院中,深夜に発作性心房細動(心拍数約120/分,意識清明)出現.当直医によりジソピラミド50mgを静脈注射され洞調律に復帰.再発予防のため翌朝ジソピラミド50mgを内服.同日夕,突然の胸部苦悶感に引き続く意識消失が出現.意識消失時のモニタ心電図,およびその拡大所見である.意識消失発作の既往はなく,入院時血液ガス,血清電解質に異常はない.
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