今月の主題 臨床栄養Update
欠乏症の診断のポイントと治療
脂溶性ビタミン
守田 則一
1
,
守田 佳子
2
1大腸肛門病センター高野病院消化器内科
2産業医科大学卒後研修センター
pp.295-297
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908582
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ポイント
脂溶性ビタミンであるビタミンA・D・E・K欠乏症が単独でみられることは,比較的稀である.
脂溶性ビタミン欠乏症は,脂肪吸収障害や,栄養障害を伴う疾患,長期間の抗生物質や抗腫瘍薬の使用,妊娠や授乳時,中心静脈栄養施行時に二次障害としてしばしばみられる.その場合,脂溶性ビタミンのみならず,水溶性ビタミン欠乏症も同時にみられることが多い.
治療に際し,過剰症に注意する.
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