カラーグラフ 消化管内視鏡検査—知っておきたい基礎知識・10
早期胃癌
浜田 勉
1
,
近藤 健司
1
,
斉藤 聡
1
1社会保険中央総合病院内科
pp.1775-1779
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908347
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わが国において胃癌の発生頻度は高く,癌死のなかでは肺癌に次いで高い〔人口10万人対40.5人(厚生の指標—国民衛生の動向2000年第47巻9号)〕.このため,胃癌の早期発見が最重要項目として掲げられ,スクリーニング検査は職場検診,住民検診,人間ドックなどで実施されている.検診(多くの場合,X線検査)で何らかの異常を指摘されたり,軽度の悪心や腹痛などの症状がある50歳台以上の患者では,まず内視鏡検査を行うことが早期胃癌を診断する第一歩である.
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