今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
治療の最前線
急性増悪時の対応
廣岡 慶治
1
,
是恒 之宏
1
1国立大阪病院循環器科
pp.1667-1669
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908326
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ポイント
慢性心不全の急性増悪時には,増悪因子が何かを評価することが大切である.
利尿薬は単回静注投与のみでは効果が薄いことも多く,持続投与も積極的に考慮する.
ドブタミンに反応不良あるいは投与中に悪化する例では,ホスホジエステラーゼ阻害薬が有効である.
カルペリチドは血管拡張作用,利尿作用のみではなく,直接的な心筋保護効果により生命予後改善が期待される.
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