今月の主題 臨床に活かす免疫学
免疫担当細胞のはたらき
ケモカイン
田中 良哉
1
1産業医科大学医学部第1内科学講座
pp.946-949
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908161
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ポイント
ケモカインは炎症部で大量に産生され,循環血中の免疫担当細胞に細胞接着誘導活性と細胞遊走活性を介して血管内から炎症組織内への遊出をもたらす.
ケモカインレセプターは免疫担当細胞のサブセットに発現し,ケモカインは,特定の組織に特定の炎症性細胞を再循環・集積させ,特異的炎症を誘導する.
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