今月の主題 動きながら考える内科エマージェンシー
ターニングポイントの判断
乏尿—輸液負荷か利尿剤か?
須藤 博
1
1東海大学医学部腎・代謝内科
pp.830-831
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908135
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ポイント
治療可能な腎前性腎不全を見逃さないこと.常に腎前性の要素を探す意識が必要である.
体液量の評価をせずに利尿剤を投与しない.
腎前性,腎性の鑑別診断は検査所晃だけでなく,常に臨床像と合わせて判断する.
腎前性要素があると判断できたときには,等張液で輸液負荷を行う.
迷ったときには専門医とともに迷うプロセスも経験すること.
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