今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線
副甲状腺・代謝性骨疾患—診断法の進歩
骨粗鬆症の診断と骨塩量の測定
福永 仁夫
1
1川崎医科大学放射線科(核医学)
pp.367-370
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907917
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ポイント
●退行期骨粗鬆症の診断基準では①骨量の減少,②骨折,③腰背痛に重点が置かれている.
●骨密度の測定はDXA装置の出現や,測定方法の工夫により精度が大幅に向上した.
●骨の強度は低周波超音波による伝播速度と減衰係数から求められるstiffnessにより表される可能性がある.
●骨代謝マーカーの測定は骨量減少の予知と,治療薬の選択の一助になるかも知れない.
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