SCOPE
HIV感染症診療の実際(後編)—専門医による治療の実際と保険診療とのギャップ
岡 慎一
1
1国立国際医療センターエイズ治療研究開発センター
pp.1856-1860
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907838
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はじめに
前編では,HIV患者の初診から病態の把握までを日和見感染症を中心に述べたが,本稿ではHIV感染症そのものに対する治療の歴史と,現在行われている強力な抗HIV併用療法(highly active anti-retroviral therapy:HAART)について概説する.ただし,HAART療法の進歩は非常に早く,最新のHAART療法は本稿が読まれる頃にはもっと新しいものに進化しているかもしれない.この点が,本稿の副題でもある治療の実際と保険診療のギャップにもつながっていく.
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