増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—産婦人科エコー法
正常妊娠
鈴木 真
1
,
岡井 崇
1
1昭和大学医学部産婦人科
pp.328-332
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907769
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超音波診断装置の進歩により胎児の観察が可能になり,超音波診断法は現在の妊娠管理において必須の検査となっている.妊娠初期における胎児計測による妊娠週数の確定,胎児の心拍の確認だけでなく,妊娠中期(16〜20週)では胎児奇形スクリーニング,妊娠後期では胎児発育や胎児well—beingの評価と周産期管理上重要な検査となっている.周産期管理において子宮内の観察ができるようになったことは飛躍的な進歩といえる.ここでは正常妊娠におけるルチンの母体・胎児管理について妊娠初期,中期,後期に分けて述べる.
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