今月の臨床 経腟超音波を使いこなす
産科での活用
1.妊娠初期正常所見
村尾 文規
1
1庄原赤十字病院産婦人科
pp.398-403
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903227
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超音波断層装置の普及は,妊娠の診断にも大きな変革をもたらした.従来,主として内性器の腟双合診,基礎体温,ホルモン定量など間接的な情報によっていたのに対し,比較にならないほど多くの妊娠に関する直接的な情報をリアルタイムに得ることによって,瞬時に,しかも正確な診断を可能にした.本稿では経腟走査によって得られた妊娠初期正常所見について,筆者の経験に基づいて若干の考察を加えて報告する.
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