増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—腹部エコー法
症候からの腹部エコー法の選択・手順
松田 康雄
1
1国公共済大手前病院
pp.226-230
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907738
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腹部領域疾患の症候としては,腹痛,腹部腫瘤,黄疸,消化管出血,下痢・便秘,腹部膨満などがある.これらの症候に対し,いかに有効にエコー法を用い原因疾患を診断するかは,腹部エコー法の基本である.特に急性腹症においては,診断および治療に緊急を要することが多く,手技的に簡便なエコー診断は不可欠な手法である.しかし,多くの早期悪性腫瘍は無症候であり,これらの重要な疾患の診断においても腹部エコー法は多大な役割を果たすことを忘れてはならない.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.