今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
市中肺炎へのアプローチ
重症度の判定に必要な検査
前野 哲博
1
1筑波大学附属病院卒後臨床研修部
pp.1586-1588
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907640
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●肺炎を診断したら治療方針の決定および予後の予測のために重症度の評価を行う.
●重症度の判定のために必要な情報は,以下の3つに大別される.
①患者背景(年齢,基礎疾患など)
②身体所見(バイタルサインなど)
③検査所見(胸部X線,血算,生化学,炎症反応,血液ガスなど)
●重症度の判定には様々なガイドラインが提唱されているが,あくまで標準的な基準を示したものであり,最終的には担当医が患者の病態を全体的に評価して判定する必要がある.
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