今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら
専門医の治療選択を生かす
IDDMのインスリン療法—インスリンポンプ療法の適応と実際
土田 健一
1
,
牧田 善二
1
1北海道大学医学部第2内科
pp.1920-1923
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907217
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ポイント
●持続皮下インスリン注入療法(CSII:continuous subcutaneous insulin infusion)とは,腹壁皮下に留置した翼状針を用い,小型インスリン注入ポンプにより24時間持続的に速効型インスリンを注入する方法である.
●インスリン頻回注射と比較し,基礎注入を持続的かつ安定に供給でき,基礎注入による血中インスリン濃度を一定に保つことが可能である.
●米国ではCSII実施例は増加しており,現在4万例もの糖尿病患者がCSIIによる治療を受けている.一方,わが国でのCSII実施例は1,000人から1,500人程度である.
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