今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患
随伴性のリウマチ
内分泌疾患に伴うリウマチ病
服部 輝彦
1
,
宮脇 昌二
2
1倉敷成人病センター内科
2倉敷リウマチ膠原病センター
pp.1792-1794
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907024
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ポイント
●性,年齢などを考慮しても明らかに大きい手,太い指,大きな鼻,耐糖能異常などが末端肥大症の特徴であり,発見の端緒となることが多い.
●骨粗鬆症は甲状腺疾患,副甲状腺(上皮小体)疾患,副腎疾患など多くの内分泌疾患で合併する可能性があり,高齢者の骨粗鬆症においても内分泌疾患の合併の可能性を常に念頭に置いておく必要がある.
●リウマチ性疾患に自己免疫性内分泌代謝疾患が合併することがしばしばある.高度な内分泌異常は見落とすと致命的なこともあるので,少しでも疑いがあれば,ためらわずにホルモン検査に進むべきである.
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