増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
免疫学的検査
感染症関連検査
ウイルス抗原・抗体検査
ウイルス抗原・抗体検査総論
川名 林治
1,2
1岩手医科大学細菌学
2盛岡友愛病院
pp.494-497
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906440
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ウイルス感染症はきわめて多彩であり,その病原ウイルスも多種にのぼっている.
最近の臨床ウイルス学の進歩は非常なものであり,したがって,ウイルス感染症に関しての実験室診断法も著しい進歩を示している.しかし,細菌感染症の検査法が普及し広く実施されているが,ウイルス感染症の場合は自分で検査する医師は多くなく,また近年は外注する傾向もある.筆者自身は長年にわたって,ウイルス感染症については組織培養を軸とするウイルス分離,抗原検査,電子顕微鏡による形態学的検査,そして種々の血清検査などを実施してきた.そして,臨床家との協力研究や実験室診断によるサービスを行ってきた1〜3).
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