今月の主題 見逃しやすい内分泌疾患
カルシウム代謝
低カルシウム血症
山本 通子
1
,
尾形 毅樹
1
,
村上 健彦
1
1防衛医科大学校第3内科
pp.1643-1645
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906214
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●低Ca血症に特徴的な所見はテタニー発作であるが,真性てんかんと区別できない痙攣発作を示す患者も少なくない.
●てんかんとして加療中の患者はしばしば無症状なので,低Ca血症除外のために一度は血清Ca値を測定しておくとよい.
●低Ca血症の鑑別診断には,血清P値とPTHの測定が有用である.ビタミンd作用不全病態の鑑別には,血中25-OHD(ただし保険診療の適用外)または1,25-(OH)2Dの測定が役立つ.
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