今月の主題 肝疾患診療 1999
インフォームド・コンセントに必要な肝疾患の知識
肝疾患の経過や予後をどう説明するか
森實 敏夫
1
1神奈川歯科大学内科
pp.285-293
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905912
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●肝疾患の経過や予後を考える際には,診察時に呈している様々な自・他覚症状や患者が受けている治療などから総合的に判定することになる.そのための方法論として近年広く用いられているのが,Cox回帰分析とロジステック回帰分析である.
●疾患の予後を正確に判定するには,生存曲線を明らかにするとともに,Cox回帰分析による多変量解析が必要である.得られた回帰係数から,それぞれの症例のt年後の生存確率を求めることができる.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.