今月の主題 内分泌疾患の検査
性腺ホルモン系
負荷試験
hCG負荷試験(男性)
國武 剛
1
,
北村 唯一
2
1千葉西総合病院泌尿器科
2東京大学医学部附属病院分院泌尿器科
pp.2364-2365
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905827
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ポイント
●hCG負荷試験は,hCGのLH作用を利用して精巣Leydig細胞のテストステロン分泌予備能をみる検査である.
●原発性性腺機能障害,下垂体または視床下部の疾患に続発する性腺機能低下,各種性分化異常疾患が本検査の適応となる.
●成人ではhCG 4,000〜5,000IUを3〜4日間,毎朝食前に筋注し,投与前と投与終了翌日に血中テストステロン値を測定する.
●正常者では,負荷後の血中テストステロンは負荷前の2倍以上となる.原発性性腺機能低下の患者では反応が減弱している.
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