今月の主題 内分泌疾患の検査
副腎皮質ホルモン系
負荷試験
立位フロセミド負荷試験
河邊 博史
1
,
猿田 享男
2
1慶應義塾大学保健管理センター
2慶應義塾大学医学部内科
pp.2334-2336
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905816
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ポイント
●本試験は,強力な急性の内因性レニン-アンジオテンシン系の刺激試験である.
●レニン-アンジオテンシン系の抑制された疾患・病態のスクリーニングあるいは鑑別診断に用いる.
●副作用としては,ときに起立性低血圧を起こすことがある.
●アルドステロン産生腺腫では,血漿レニン活性,血漿アルドステロン濃度とも上昇しないが,稀に血漿アルドステロン濃度が上昇する場合がある.
●特発性アルドステロン症では,血漿アルドステロン濃度の増加するものが多い.
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