特集 小児の負荷試験2019
腎機能検査 フロセミド負荷試験(尿酸性化能試験)
大田 敏之
1
,
小野 泰輔
1広島県立広島病院 小児腎臓科
キーワード:
アシドーシス-尿細管性
,
Furosemide
,
検尿
,
腎機能検査
,
酸性化
Keyword:
Furosemide
,
Kidney Function Tests
,
Urinalysis
,
Acidosis, Renal Tubular
pp.551-553
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019200999
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<Key Points>(1)フロセミド負荷試験はRTAのなかで遠位型を診断する場合の比較的安全に施行できるスクリーニング検査である。(2)尿pHの測定はpHメーターの使用が必要である。(3)偽陽性が多く、病型による偽陰性もあり、尿のアニオンギャップ、浸透圧ギャップも参考にして総合的に診断する。塩化アンモニウム負荷試験が必要となることも多い。(4)フルドロコルチゾンを併用する改良法の有用性は高いが、小児領域では確立されたものではない。
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