特集 心不全クロニクル—患者の人生に寄り添いながら診る
外来管理:慢性と急性の連鎖を断ち切る
【左室収縮能が低下した心不全(HFrEF)への薬物治療】
フロセミド
猪又 孝元
1
1北里大学医学部循環器内科学
pp.1116-1118
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223556
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ポイント
●心不全のうっ血解除は,副次作用の許容内で,最大限に行う.
●フロセミドを使う際には,血圧を保ち,RAAS遮断薬を併用すると効果的である.
●必要以上のフロセミドは,腎機能障害や電解質異常など,さまざまな弊害をもたらす.
●フロセミド抵抗性には,ほかの利尿薬を併用して対応する.
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