増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
代謝・栄養障害治療薬
ビグアナイド系製剤(経口血糖降下薬)
グリコラン(日本新薬)=メルビン(住友化学)
伴野 祥一
1
,
宇都木 敏浩
1
,
伊藤 嘉人
1
,
河津 捷二
1
1群馬大学医学部第2内科
pp.316-317
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905619
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一般名はメトホルミンで,既に日本ではビグアナイド系薬物として最も一般的に使用されているものである.ビグアナイド系薬物としては,このほかにブホルミンとフェンホルミンがあるが,フェンホルミンは強力で,乳酸アシドーシス発生による事故もあり,現在使用されなくなった.メトホルミンは乳酸アシドーシス発生も少なく(0.03/1,000人),1995年,これまでビグアナイド系製剤が市販されていなかった米国でもFDAの承認するところとなり,再び注目を集めるようになった.
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