増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
消化器疾患治療薬
その他の消化性潰瘍・胃炎治療薬
セルベックス(エーザイ)
早川 滉
1
1長崎原爆病院内科
pp.109
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905467
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臨床薬理
●抗潰瘍作用:各種実験潰瘍(寒冷拘束ストレス,インドメタシン,アスピリン,レセルピン,酢酸,焼灼),各種実験胃粘膜病変(塩酸—アスピリン,エタノール,放射線)で,それぞれに強い抗潰瘍作用,胃粘膜病変改善作用が確認されている.さらに,活性酸素が関与していると考えられるCompound48/80,血小板活性化因子による胃粘膜障害を抑制する.
●作用機序:①胃粘液増加作用,②胃粘膜プロスタグランジン増加作用,③胃粘膜血流増加作用・改善作用,④胃粘膜保護作用,⑤胃粘膜増殖帯細胞の恒常性維持作用,⑥脂質過酸化抑制作用.
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