知っておきたい産科婦人科の疾患と知識・11
産婦人科疾患で異常値を示す腫瘍マーカー
藤澤 佳代
1
,
早田 隆
1
,
宮川 勇生
1
1大分医科大学産科婦人科学教室
pp.1405-1408
発行日 1996年7月10日
Published Date 1996/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905203
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近年,モノクローナル抗体の研究開発により,数多くの新しい腫瘍マーカーが登場した.産婦人科領域においても,種々の腫瘍マーカーが悪性腫瘍の診断,治療効果の判定,再発の早期発見に応用されている.
殊に,産婦人科疾患でよく用いられる腫瘍マーカーとしては,妊娠の診断や絨毛性疾患におけるhuman chorionic gonadotropin(hCG),子宮頸癌におけるsquamous cell carcinoma related antigen(SCC),卵巣腫瘍におけるcarbohydrate antigen125(CA125),CA72-4,CA19-9などが挙げられる.
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