今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
内科と皮膚科の境界領域
Behçet病
小松 威彦
1
1埼玉医科大学総合医療センター皮膚科
pp.661-663
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905041
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ポイント
●厚生省ベーチェット病研究班診断基準によれば,本症の症状は4主症状と5副症状に分けられている.
●4主症状は口腔内アフタ,皮膚症状,眼症状,外陰部潰瘍である.
●5副症状は関節炎,副睾丸炎,消化器病変,血管病変,中枢神経病変である.
●皮膚症状には結節性紅斑(下腿に好発し,散在多発する類円形有痛性皮下硬結),皮下の血栓性静脈炎(四肢に好発する索状の皮下硬結),毛嚢炎様・痤瘡様皮疹(顔面・前胸部・背部に好発する小膿疱〜紅色小丘疹)などがある.
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