今月の主題 膠原病—診断へのアプローチと最新の治療法
膠原病の治療法とフォローアップ
Behçet病
永渕 裕子
1
,
鈴木 登
1
,
坂根 剛
1
1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
pp.1916-1918
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902434
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●Behçet病は治療の対象になる病態の重症度により治療法を選択する必要がある.
●日常生活に影響が少なく,眼病変のない症例には局所療法が主体となる.
●前眼部型眼病変には眼局所療法で,重症の眼底型眼病変には眼局所療法に加えてコルヒチン,さらには病態に応じて免疫抑制薬やシクロスポリン,FK506の全身投与を考慮する.
●神経型,腸管型Behçet病にはステロイドの大量投与が必要になることが多い.
●Behçet病の症状は多彩なため,他科と密な連絡をとることが大切である.
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