図解・病態のメカニズム 腎疾患・10
NOと腎
草野 英二
1
,
海野 鉄男
1
1自治医科大学腎臓内科
pp.2033-2036
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904749
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血管内皮は内皮由来弛緩因子(EDRF)を産生するが,それがL-arginineから合成される一酸化窒素(NO)であると判明1)して以来,その生理作用に関して多くの研究がなされている.NOは種々の細胞において産生され,血管拡張,血小板凝集の抑制,微生物に対する防御,そして神経情報伝達など多彩な作用を有している.本稿ではNOと腎に関連した事項について概説する.
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