今月の主題 肺炎と肺臓炎
ベッドサイドで役に立つ肺臓炎(間質性肺炎)の基礎知識
肺炎と肺臓炎はどう異なるか—画像所見
小場 弘之
1
,
吉田 和浩
1
,
大内 博文
1
1札幌医科大学第3内科
pp.1946-1949
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904733
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ポイント
●肺炎は肺胞腔内の滲出性変化が主体であり,単純X線像では区域性の浸潤影や融合傾向を有する散布性粒状影が認められる.
●肺臓炎では,UIP,DAD,BOOPなどの病理所見によって疾患の経過や治療への反応性が異なるため,これらの病理所見と対応した画像所見の理解が必要である.
●肺臓炎の画像診断においては病変の場や肺の構造変化の分析が必要とされるため,CT像の有用性が高い.
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