今月の主題 外来診療でここまでできる
血液疾患・感染症
真菌症(1)—クリプトコッカス髄膜炎
有岡 仁
1
,
大田 健
1
1帝京大学医学部内科
pp.1713-1715
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904675
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ポイント
●明らかな髄膜刺激症状や意識障害のない例は,外来での治療が可能である.
●治療の基本はアムホテリシンB(AMPH)と5-FCの6週間の併用であるが,経口フルコナゾールで治療を行うこともできる.また,AMPHを隔日投与することも可能である.
●AMPHと5-FCの後に高用量のフルコナゾールを投与することもある.
●AIDSなど免疫不全状態が持続する例では,経口フルコナゾールによる維持療法を行ったほうがよい.
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