CHEC-TIE—よい医師—患者関係づくりのために・3
患者から不満やいら立ちをぶつけられたら
箕輪 良行
1
,
柏井 昭良
1
1自治医科大学大宮医療センター総合医学第2
pp.572-573
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904435
- 有料閲覧
- 文献概要
症例 医師の対応に腹を立てる患者
タナカさん,64歳,男性.腰痛のため救急外来を受診.4日ほど前,起床時に突然発症し,その日はほとんど臥床していた.翌日から腰痛はやや軽減するも持続するため,本日午後に受診する予約をした.それをキャンセルして夜間来院した.当直のM医師が,病状の経過から夜間の救急でなく通常の診療時間に来るべきではないかと諭したところ,タナカさんが怒鳴りだした.
「痛くてつらいから家の者に頼んで連れてきてもらったのに,診もしないで説教するとはどういうつもりだ.このやぶ医者!」
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.