増刊号 Common Disease 200の治療戦略
産婦人科疾患
更年期障害
小山 嵩夫
1
1東京医科歯科大学医学部産婦人科
pp.622-624
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904243
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疾患概念と病態
わが国の女性の平均の閉経年齢は50.5歳であるが,閉経とともに卵巣の機能は停止する.卵巣からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されているが,その欠乏症状が出現しやすくなる.
閉経前後の5年間くらい,すなわち45〜55歳くらいを更年期と呼んでおり,その間に生ずる不定愁訴を更年期症状,その症状が日常生活に支障をきたす程度であれば更年期障害という.
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