増刊号 Common Disease 200の治療戦略
代謝・栄養障害
低・高カリウム血症
冨田 公夫
1
,
野々口 博史
1
1熊本大学医学部第3内科
pp.383-385
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904129
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疾患概念と病態(表1)
高カリウム(K)血症,低K血症はいずれも血清中のKの濃度であり,絶対量を表してはいないので,体内の総K量を考えた鑑別が必要である.
高K血症は採血時の赤血球溶血による偽性高K血症が多く,100×104/mm3以上の血小板増加症や白血球増加症の場合にも細胞破壊による高K血症が起こりうる.
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