増刊号 Common Disease 200の治療戦略
消化器疾患
胆石症
田中 直見
1
1筑波大学臨床医学系内科
pp.207-209
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904048
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疾患概念と病態
胆石とは胆道系に発生した固形物であり,症状の有無にかかわらず,石があれば胆石症と称する.食生活の欧米化に伴い,レステロール胆石を中心としてその頻度は増加している.胆石成分分析からコレステロール胆石と色素胆石に分類される.また,石の存在部位によって胆嚢胆石,肝内結石,総胆管結石に分類される.
無症状胆石と有症状胆石の場合で対応が異なる.疼痛などの症状を取り除くことは勿論であるが,外科的処置が必要であるか否かを的確に判断することが肝要である.
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